ネパールの観光地・マップ
カトマンズ
ネパールの首都カトマンズは、国内最大の都市であり、政治、経済の中心地です。ネパールの訪れる人の大半が最初に足を踏み入れる場所でもあります。
首都でありながら、旧市街に入ると中世の面影をいまだに感じられるところもあり、一方でアジア独特の喧騒があります。
世界遺産に登録された古都であり、街のいたるところに小さな寺院がありダルバール広場やバザールは多くの人で賑わっております。
バクタプル
バクタプルはカトマンドゥ盆地で3番目に大きな町です。以前はカトマンドゥ盆地の首都でもあったバクタプルは15世紀~18世紀にかけてマッラ王朝時代に3王国のひとつとして、最盛期を迎えたネワール文化とともに大発展をとげた「紀依者の町」という意味の名をもつこの町は、別名バドガオンとも呼ばれています。
パタン
パタンはカトマンズの南、バグマティの川の先にある古都、カトマンドゥ墓地にマッラの3王国があった時代に首都として繁栄し、ダルバール広場の寺院、王宮をはじめとする建築物に、その歴史を見ることが出来ます。
パタンは「美の都」とも呼ばれ、その名のとおり、街中が美術品のように美しく並んでいます。
パタンに暮らすのは、ネワール族で、紀元前から住んでいます。
ネワール族は、絵画、彫刻などの芸術に優れており、いたる所にネワール族による繊細な彫刻品を見ることが出来ます。
ナガルコット
カトマンズ市内から約30kmにあるリゾート地。
ヒマラヤの展望台として有名で、標高2100mの丘に登るとヒマラヤの山々が開け、正面にはランタン、西にはマナスル、北にはアンナプルナ山群など壮大なパノラマを見渡すことができます。
特に美しいのは早朝で、ナガルコットに1泊して早朝にマハデオポカリ山頂にある展望台に行き、ここからはさらに展望台が開け、南にはタライ平野へと続くマハーバーラタ山脈も見渡すことが出来ます。
ポカラ
カトマンズから西へ200km ネパール第2の都市であるポカラはアンナプルナ連峰の眺望や美しいフェワ湖があり、湖の周りには沢山の素晴らしいホテルがあり、リゾート地として有名です。
もともとポカラの町は北のチベットと南のインドを結ぶ交易路にあるバザールでした。標高は800mほどなのでカトマンズよりずっと暖かく、空気もきれい、ここから8000m級のヒマラヤが目の前に仰ぐことが出来ます。
ひときわ目立つマチャプチェレは圧巻です。
アンナプルナ山群などのトレッキングに出かける人々の拠点の町としても有名です。
チトワン国立公園・バラトプル
チトワン国立公園はヒマラヤ山脈の麓に広がるタライ平原の一角に位置します。
先住民タルー族のほか、山地から移り住んだチェトリやタマン族などの住む農家が存在します。1973年にネパール初の国立公園に指定され、さらに1984年にユネスコの世界自然遺産に登録されています。首都カトマンズから飛行機で約30分、バスなら8時間。観光客は事前に許可が必要です。
公園内には、ベンガルトラ、インドサイ、ナマケグマ、クロコダイル等の絶滅の恐れの高い動物や500種類以上の野鳥が生息しています。象の背中に乗ってみるジャングルサファリや、ラフティング、カヌー、バードウォッチングなどのアクティビティを楽しむことができます。
バラトプルは、空路でチトワン国立公園に行く際の最寄の空港となります。
ルクラ
エベレストトレッキングの起点となる空港がある村、標高2840mにあり、ヒマラヤの山間に空港があります。
空港は滑走路の全長が460mしかなく、世界一恐い空港とも言われています。
フライトは、天候が安定している早朝の離発着となり、エベレストから帰還して来た登山客は、必ずこの町で1泊します。
悪天候の場合は、フライトが欠航となりこの町で何日か過ごすことになる場合もあります。
登山から帰還した登山客やこれからエベレストに登頂しに行かれる登山客で賑わっております。
高地に順応する為、この町で一服してこれからの旅に備えます。
バイワラ
バイラワは、ルンビニへの玄関口となる町です。
バイラワの正式名称はルンビニに生まれたブッダの名前シッダルタに由来しています。
ここはガンジス平原の一部をなすタライ平原の町。中心にあるバザールからインド国境のスノウリまでは4kmほどインドとの国境貿易の盛んな商業地として活気に包まれています。
ルンビニ
カトマンズの南部300キロ、ヒマラヤ山麓のタライ平野にあるルンビニは紀元前623年、仏教の開祖のブッダが生まれたとされる場所です。
ルンビニは1997年、世界文化遺産に登録されました。
仏教の八大聖地の1つに数えられ、世界各地から巡礼者が訪れています。ゴータム・シッダルタ(ブッダになる前の名前)が生まれた庭園の近くにはブッダの母マヤデヴィが入浴したという湖や、インドのマウリヤ王朝のアショカ王が紀元前249年にこの地を参拝したことを記した石柱などがあり、またマヤデビ寺院は、ブッダ生誕地における重要な史跡の一つです。その他にもルンビニには、様々な国際的仏教団体によって建立された美しい寺院やストゥーパ、僧院などが数多くあります。ルンビニの近くカピラバストゥでは、ブッダが過ごした古代の宮殿跡が発掘され、その遺跡では紀元前8世紀頃の宮殿の跡があちらこちらに見られます。
ジョムソン
ネパールの中部のポカラの北、チベットに程近いジョムソンはダウラギリ山群とアンナプルナ山群の中間にある村。
その昔チベットとインドを結ぶ交易路でした。標高は2743mでポカラから飛行機で20分程、車で約7時間かかります。ジョムソンからムクティナートへ向かうトレッキングコースはアンナプルナ地区でも人気のコースです。ムクティナートはチベット仏教とヒンドゥー教の聖地で、ネパールはもちろんインドからも巡礼者が沢山訪れる場所でもございます。
ムスタン
ネパールとチベットの国境、ネパール中西部、ダウラギリ地方の北部、ガンダキ川の上流に位置し、奈良県とほぼ同じ広さがあります。チベット高原や中央アジアとインド平原を結ぶ回廊にあたるため重要な地点でもあります。長い間、外国人立ち入り禁止だったために「禁断の王国」とも称されています。首都はローマンタン(Lo-Manthang)。人口約9,000人で、住民はチベット人のロッパ族(チベット語で「南の人」の意味)です。そのため、王国はロ王国(Kingdom of Lo)とも呼ばれます。言語はチベット語。宗教は、チベット仏教を信仰するなど、チベット文化の影響が大きく、長い間鎖国されていた為、チベットの伝統や文化が破壊されずに原型をとどめています。特に1951年、チベットが中国の軍事侵略を受け併合され中国化されると、ムスタンは「チベットの外のチベット」「古き良きチベット」として知られるようになりました。
ネパールガンジ
インド国境に近いタライ平野にあり、西ネパールの交通の要所。この町にはマデシと呼ばれるインド系言語を話す人や、バフンやチェトリなど山地のヒンドゥー教徒、モンゴロイド系の山の民など多様な民族と文化が混在しています。町のあちこちにモスクが見られ、黒いブルカで顔を覆った布陣も行き交うイスラム教徒も多いです。朝はコーランの響きや仏教の読経が繰り返し聞えます。
ビラトナガル
東ネパールの最大都市でビラトナガルは空と陸の交通の要所でヒガシネパール各地へ向かう玄関口になります。この地域にはおびただし数の民族が存在し最も特色があるのはタルーとダヌワールである。ダヌワールの人々は文化的にも外見はタルーと似ていて女性たちは独特なサリーを身にまとっています。
ビルガンジ
インドとネパールの国境の町、インドのパトナやカルカッタからの旅行者の玄関口でもあります。
この町はネパールにとって重要な経済的意味を持っています。仏教寺院でパール寺院というお寺があります。